温める湿布と冷やす湿布どちらを貼ればよいですか?
温める湿布と冷やす湿布どちらを貼ればよいですか、と聞かれることがしばしばあります。こういう時に東洋医学的の考え方を知っていると役に立つかもしれません。東洋医学の治療原則では、「熱」の状態であれば「冷やす」、「寒(冷たい)」の状態であれば「温める」です。わかりやすく言うと、患部が「熱い」ならば「冷やす」、「冷たい」ならば「温める」ということです。したがって、患部が熱い場合は冷える湿布、冷えている場合は温める湿布ということです。もっとわかりやすいのは、貼って気持ちの良い方を貼るのです。熱を持った状態には冷す湿布を貼れば当然気持ち良いですし、冷えた状態に温める湿布を貼れば心地よいからです。
私が幼いころの話ですが、叔母たちのおしゃべりを聞いていました。「おなかが痛い時は、温めればいいと思っていたけれど、盲腸(虫垂炎)の時は温めてはいけないのよ、逆に冷やさなければいけないそうよ・・・」「知らなかったわ。だけど盲腸(虫垂炎)かどうかなんてどうやったらわかるの?・・・」などと、医学的に考えるとどうかな、という話が続くのですが(幼いころの私には印象的な話だったらしく、つまらない話ですが覚えています)、この腹痛に関しては、東洋医学の治療の考え方でいけば、どうすればよいかなどは簡単です。盲腸(虫垂炎)であろうとなかろうと、気持ちの良い方を行えばよく、迷う必要はないのです。熱を持っていれば冷やす、冷えているならば温める、つまり患部が熱いのならば冷やせば気持ち良いですし、冷えていれば温めれば気持ち良いということで、気持ち良い方を選択すればよいのです。
この考えはいろいろな場合に応用できます。以前もブログで書いた覚えがありますが、熱が出ているとき、寒気がしますが(この場合は正しくは熱が上がり始めているときです)、これは寒いので「冷え」と考え、熱が何℃であろうと(極端に高い場合は違うことあります)、温めるのです。逆に熱ければ、やはり熱が何℃であろうと(平熱以下でも)「熱」と考え、冷やすのです。ただし、冷やすといっても極端に冷やしすぎるのは好ましくありません。冷やすならば、水の温度くらいが無難です。こうすると、からだは早く楽になります。
おまけです。温めるのには、最近はカイロが便利になっています。寒い時にこれを利用しない手はありません。そこで、どこを温めればよいかというと、冷えているところになります。範囲が広い場合は、その中でも温めて気持ちの良いところをカイロで探し、心地よいところを温めるのです。例えば「足が冷える」というならば、カイロで足全部を温めるのは現実的ではありませんので、温めると気持ち良いところを探し、そこにカイロで温めればよいのです。そうすると不思議と全体が温まります。










