ご飯とパンとどちらが良いのですか?
先日、ご飯とパンではどちらが良いのですか、と聞かれました。答えはなかなか難しいですが、漢方的には「身土不二」という考えで説明しました。「身土不二」とは何かというと、「身体と土は別の二つのものではない、一つの同じものだ」ということです。
もう少し説明すると、植物は動くことができないので、決まった範囲の土を栄養にして育ちます(決まった範囲内の土から植物は育ちます)
⇒その植物を、動物が食べます(その土地の土からできている植物を食べて、動物のからだ作られます)
⇒その土地の栄養からできている動物を、別の動物が食べます(同様にその土地の土からできている動物のからだを食べて、からだが作られます)
⇒動物、植物は死んだら土に返ります、その土を栄養にして植物が育つ・・・という循環を考えると、その土地の土からできたものを取り入れて、身体はできているので、その土地の土とからだは同じものだということで、身土不二、身体と土は同じだということです。
この考えからは、その土地でできたものを食べるのが身体にあっており、健康に良いのだということになります。それ以外のものは、このサイクルが乱れてしまうからです。ということは、ご飯とパンでは、日本の湿度の高い気候では米作が適しているので、ご飯が良いということになります(ただ、北海道のように湿度低いところは小麦のほうが良いということになるのかもしれませんが、話がややこしくなるので無視しました)
話はここで終わるのですが、さらに考えてみました。身土不二は「グルテンフリー」、小麦を食べるのをやめると体調が良くなる、という説を、稲作に向いている日本においては支持するものになります。確かに小麦をやめた方が体調が良くなる、という人は少なからずいるようです。しかし、米のアレルギーでお米が合わない人もいるので、一概に決めつけられません。パンとごはんどちらが良いか、何とも言えなくなりました。
この結論をどう考えればよいのか、無い知恵を絞って、さらに考えてみました。ただし、以下は科学的根拠の全くない話です。
日本人は、4万年ほど前から狩猟や木の実などを食べ生活していたと言われる縄文人、3000年ほど前より稲作とともに大陸からやってきた弥生人、最近の研究ではさらに古墳時代(1700年ほど前)にやってきた人々の3つのルーツが、あるといわれています。今は混血が進んでいるので、縄文人も弥生人もありませんが、米の適した地域を動いてきている弥生人の遺伝子は、身土不二の考えからすると、米の土地に合った身体になっているのと思われます。また、縄文人などでも、米を長く食べ続けてきているので同様になっていると思います。そういう遺伝子からすると、乾燥地帯の小麦はからだにとって、異種のものになり、グルテンフリーとした方が、からだに良いものになると思います。そこでさらに考えて、遠くシルクロードを渡ってきた小麦地方の遺伝子を持つ人も日本人にいるはずで、こういう遺伝子を持つ人には、米は異種のものになり、米アレルギーになりやすいのではないかと思われ、最初のような結論が出たと考えることにしました。
以上、話としては面白いのですが、科学的根拠は全くないので、聞き流しておいて下ださい。










