冷えるときは
寒くなってきました。身体を温めるポイントを挙げてみます。
まず身体を中から温めるのに、食事は温まるものを取りましょう。根菜類は基本ですが、生姜、ニンニク、トウガラシ、コショウ、山椒などのスパイス類はダイレクトに身体が温まります。これらを何にでも使ってたくさん取るのです。その他のスパイス、例えばフェンネル、クローブなども同じです。これらの匂いや味を好ましく思う場合は身体に合っているので、そういうものを取ると、胃腸の調子もよくなります。逆に苦手なもの、たとえばトウガラシを、身体を温めるために無理に取るのは好ましいことではありません。下痢などの何か不都合を生じます。身体は身体が欲しているものがわかるのです。おいしく感じるスパイス類をたくさん取りましょう。
外から温めるのに使い捨てのカイロが便利です。冷え症の人に限らず使っている人は多いと思います。使い方のポイントは、手や足などが冷えるとき、冷えるところだけを温めないで、背中も、場合によってはお腹を温めるとよいです。足が冷える場合は背中より腰がいいかもしれません。腰を温めて気持ちよいところを探し、そこにカイロを張るのです。手が冷えるときは背中の上の方で、やはり温めると気持ちよいところに使います。温めて気持ちよいところを探し、温めるのが基本です。温めると気持ちよいところを探すのにドライヤーが便利かもしれません。
使い捨てカイロは便利でよいのですが、温める面積が大きすぎるのが欠点と思っています。腰が冷えて痛むときは、そこにカイロを使えばよいのですが、大きなカイロで温めると、身体全体が熱くなってしまい汗をかくことになります。冷えている部位を温めるのは、本来は鍼灸でいうツボだけ(点に近いです)でよいのですが、カイロはツボを温めるには大きすぎ、必要ない部分も温めてしまいます。冷えていない余分な部分が温められると、そこは温まりすぎとなり、身体は熱くなってしまいます。そうはいっても便利なので、使って問題ありませんが、できるだけ余分に温めない小さいものがよいです。ただし、全身が冷えている人はこの限りではありませんが。