夕食は早く食べましょう
朝起きたとき、頭が重かったり、スッキリしない、ボーっとしているなどの症状がある人は結構いらっしゃると思います。この原因で一番多いのは目の使いすぎだと思いますが、仕事でPCを使う人が多い現代ではなかなか改善できません。次に(私が勝手に思っているだけですが)多い原因は夕食が遅いというものです。「夕食が遅い」というのは何時までかというと、7:30頃までには食べ終わっていなければ遅いと思います。これは寝る時間が遅くても同じです。
夕食が遅いとなぜいけないかというと、寝ている間に胃腸系が働いて体が休まらないから、といわれています。また、夕食が遅いと昼食からの空腹時間が長いため、食べ過ぎることが多くなります。するとインシュリンが多く血中に放出され、夜間に低血糖を起こし、交感神経が働いて覚せいしてしまうということもわかってきました。交感神経というのは活動しているとき主に働く自律神経なので、寝ているときにこの神経が働くと、体は活動状態になります。このため目を覚ましたり、寝つきを悪くしたりするので、眠りを妨げられ寝不足となります。「理由もなく夜間目を覚ましてしまう」ことが多い人はこれが原因というのがしばしばあります。
どうすれば良いかというと、夕食の時間を早めればよいのですが、仕事をしていると、帰宅時間が遅いなどの理由で、現実的には無理だという人が多いと思います。そこで、仕事の合間に(夕方6:00頃がよいか)、おにぎりのようなものを食べ、帰宅してから自宅で食べる食事の量を減らす、あるいは食べないようにするのです。特にごはんなどの炭水化物や油物の摂取を減らすとよいです。こうすれば、目覚めが良くなり、すっきり起きられるようになります。夜の食事が早いと、胃が重くて食べられなかった朝食も食べられるようになり、健康的になります。目の使いすぎとは違い、食事の時間が遅いのは改善しやすいので実行をお勧めします。