更年期?
「更年期の症状で困っているので診てください」という方がしばしばいらっしゃいます。実際に更年期と思われる方がそう訴えるのであれば何も問題ないのですが、まだ若い方がしばしば更年期を気にして、来院することが結構あります。これは更年期の薬を売っているメーカーが「40代から更年期」というようなことを広めていることや、40台でおきる症状はなんでも更年期のせいであるようにいう風潮が原因の気もします。患者さんが訴えられる症状は、発作的にカーッと熱くなるとか、汗が止まらない、だるくてやる気が起きない、イライラするなど確かに更年期を思わせる症状の場合も多いのですが、食欲の低下や増加、湿疹がでるようになったなど、あまり更年期とは関係なさそうな症状も更年期のためといって来院されるのには驚いてしまいます。更年期でなければ何かというと、過労やストレス、寝不足、眼の使いすぎなどで自律神経の調子が乱れ、上記のような症状が出ていると考えられる場合が多いです。
漢方治療はその人の状態に合わせたものを処方するので、実はその人が更年期であってもなくても、処方の決定にはあまり関係ありません。しかし更年期にしばしば使われる処方をすると、更年期と思っている患者さんに安心してもらえます。逆に更年期とは関係ない処方になってしまうと、患者さんはこんな処方でよいのかと不安に思われることが多いようです。
これが困るんですよねー。患者さんは疑心暗鬼になって処方を内服するため、効果が出にくいですし、副作用でもないのに副作用という誤解も出やすいのです・・・この辺まで書いて前回と同じような話になってしまい、これはまずいと思いましたが、もう間に合いません。書き直す時間がない。2月は28日しかないのです。
そこで話し変わって、なぜ2月が短いか知っていますか?昔のカレンダーは3月が1年の最初で10ヶ月しかありませんでした。農閑期の冬は暦はなかったらしいですが、それでは不便ということで1月と2月を後から加え、年の終りの2月は日数調整のため、28日になったらしいです。そのためブログも書く時間がなくて困ってしまいました。(話が違うかな)