ここのところ、診察に来た患者さんに「調子はいかがですか?」と尋ねると、判で押したように「だるいです」という答えが返ってきます。これは温度変化が激しい最近の気候に身体がついていかないからだと思います。気候の変化に自律神経がついていかないのでしょう。夏場にクーラーのかかっている部屋と暑い外との出入りを繰り返していると、やはりだるくなります。これと似ているのかもしれません。
 こういう時期の注意を並べてみました。
1、睡眠を十分取る(できる限り早寝早起き)
2、夜遅く食べない、食べすぎない
3、水分を取りすぎない
4、できるだけ体温より低いものは口にしない
5、朝晩と昼の気温差に注意した服装にする
などに注意するとよいと思います。
 月並みなことしか言っていないですが、特別な方法は無いということです。
 ドリンク剤の類を飲む方もいますが、カフェインによる覚醒作用で一時的に元気になるだけなので、好ましいものとは思えません。これでしたら漢方薬をお勧めしますが、朝鮮人参が入ったもの、たとえば補中益気湯などがよいです。しかし、元気になると、さらに無理をする人が多く、かえって悪くなることがしばしばあります。
 月並みな方法をお勧めします。

田中医院