水ではなく、お湯を飲みましょう
異常に暑い日が続いています。私は水分を控えましょうといつも言っていますが、これだけ暑いと現実に即していない気がしています。無理に水分摂取を我慢されて、脱水でも起こされると困るので、ある程度は水分をとっても良いと思います。しかし取るならばお湯にしましょう。暖かいものでもお茶などはダメです。なぜならお湯に比べておいしいので、飲みすぎてしまうからです。お湯はあまりおいしいものではないので、取り過ぎることがなくて良いのです。またクーラーで冷えてしまった身体に優しくもあります。
ただし、激しい運動をした後や、暑い外から戻り身体の中まで熱いときに、お湯はダメです。飲めばおそらく、気持ち悪くなるなど不快な症状が出ると思います。これは身体の中が熱くなって体温を下げるべきところにさらに熱いお湯が入って体温が上がるためです。こういうときは冷たいものを飲んでかまいません。というより、体温を下げるため、冷たいものを取るべきでしょう。必要なら塩類も取るとよいです。熱中症のときも同じ意味で体温が上がるお湯ではダメで、冷たいものが良いです。
注意して欲しいのは、外出して身体が熱くなっても必ずしも冷たいものが良いというわけではないことです。たとえば、通勤などで汗をたくさんかいて熱くても、電車のクーラーなどで身体の中は冷えていることも多いのです。このときは当然、お湯です。身体の中が熱くなっているのか、冷えているのかわかるときは良いですが、判断しかねるときが多いと思います。こういう場合はどうするかというと、お湯を飲んでみればよいのです。気分が悪くなったり、不快な症状が出るなら、身体の中は熱くなっているので、冷たいものにすべきで、そうでなければお湯で大丈夫です。
夏は胃腸系が弱る時期なので、冷たいもののとりすぎに注意しましょう。そうしないと、夏バテが目に見えています。