電子カルテを導入しました。私は手書きのカルテの方が好きなのですが、時代の流れで、好むと好まざるにかかわらず導入せざるをえませんでした、。機械いじりは好きなのですが、キーボードに打ち込むのは好きではありません。当然、ブラインドタッチ(キーボードを見ないで打つこと)などはできないので、カルテの記載に神経をとられて、時間がかかっています。また、電子カルテを導入したためかよくわからないのですが、忙しくなり、このブログを書く時間がなかなか取れなくなってしまいました。今日は休日当番で多少時間があったので、この駄文を書いています。
 愚痴はやめて、花粉症の話を簡単にします。
 漢方薬での花粉症治療には長所と短所があります。
 長所は、副作用がない、鼻づまりに効く、花粉症以外の症状にも効くなど、よく出てくる話です。
 短所はあまり聞かない話かもしれませんが、 個人的に感じるのは、まずは、1日3回(2回ですむこともありますが)薬を飲まねばならないことと思います。現代薬は1日1回が主流です。仕事をしている人には、回数が少ないほうが好ましく、1日3回はかなり面倒です。
 次が、薬によっては、保険の関係で短期間しか出せないものがあることです。保険では風邪のときにしか処方できない薬があり、1ヶ月に10日前後しか出せないのです。当然、薬は途中で切れてしまいますが、どうしようもなく、自費で薬を買ってもらうしかありません。
 その他飲みにくいだのなんだかんだありますが、この2つが気になっています。
 花粉所以外の目的で漢方薬を飲んでいる方が、花粉症が軽くなったといわれることがしばしばあります。これは全身の状態が改善されたためで、これが花粉症治療の理想形のような気がし、こうやって治療できればと思っています。

田中医院