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良薬口に甘し(続々)
「良薬口に甘し」は、本能に基づいたものだということを前回書きました。現代医学ではこういう考えはありません。薬はまずいものであり、副作用があるのが当たり前、という考えです。漢方では身体にあっていれば薬はおいしく、(必ずしも […]
2018.03.30
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良薬口に甘し(続)
漢方では「良薬口に苦し」ではなく「良薬口に甘し」というのだと、私は医学生のとき、漢方研究会の顧問の石原明先生からお聞きしました。最近ではしばしば耳にするようになり、多少陳腐な感じになってしまいましたが、そのときはとても […]
2018.02.27
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良薬口に甘し
漢方では「良薬口に苦し」ではなく「良薬口に甘し」としばしばいわれます。どういうことかというと、その人のからだにあっている薬(漢方薬)は、まずい薬でもおいしく(飲みやすく)感じるということです。逆にその人のからだにあって […]
2018.01.26
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睡眠について
昔に比べ睡眠時間が少ない人が増えています。実際、厚生労働省の統計でも、睡眠時間は短くなってきています。少ない人では5時間以下、6時間くらいの人はざらにというか、普通になっている気がします。私は7時間以上寝ないと頭が働か […]
2017.11.29
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生薬について 3の続き
前回、「トリカブトは猛毒だが、漢方薬の附子という生薬として使われている」ということを書いたら、「附子に毒はないのですか?」ときかれました。説明が足りなかったようなので、補足しておきます。 エキス剤で使われている附子の […]
2017.10.30
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生薬について 3
今回は附子(ブシ)という生薬のお話です。附子はトリカブトという植物の根から取れます。「えーーー!!」と、トリカブトをご存知の方は、驚かれるかもしれません。というのも、トリカブトは猛毒で有名な植物で、少し前、殺人事件で使 […]
2017.10.06
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マダニのとり方
今回は漢方とぜんぜん関係のないお話。 夏になるとしばしば話題になるマダニについてです。マダニは刺される(「咬まれる」が正しいのかも?)と何日間も血を吸い続け、取ろうとしても取れない嫌な虫です。刺されることで、致死的な感染 […]
2017.08.07
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生薬について 2
生薬の話の続きです。前回、動物由来の生薬はあまり使われないと書きましたが、保険薬として使われているものは、次の3つしかないようです。セミの抜け殻(「蝉退」といいます)と動物の皮を煮詰めた液を固めたもの(「阿膠」といいま […]
2017.07.14
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身体がだるい時期です
ここのところ、診察に来た患者さんに「調子はいかがですか?」と尋ねると、判で押したように「だるいです」という答えが返ってきます。これは温度変化が激しい最近の気候に身体がついていかないからだと思います。気候の変化に自律神経 […]
2017.06.14
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生薬について
漢方に使われている生薬について少しお話しましょう。 生薬のほとんどは、いわゆる草根木皮です。この中には種子や実、きのこ類なども含みます。動物由来の生薬や鉱物由来の生薬もありますが、あまり使われ […]
2017.05.24